湯の峰温泉


 湯の峰温泉の開湯は成務天皇の代(4世紀頃)に国造の大阿刀足尼(おおあとすくね)によると言われる。温泉名は、湯の花でできた薬師如来の胸から温泉が湧いていたことに由来し、「湯の胸」転じて「湯の峰」となった。

 熊野御幸の時代にも、皇族や貴紳がこの地を訪れたが、それらはあくまで休養としてのものである。熊野詣との関連で、湯垢離(ゆごり)による潔斎の場としての地位を獲得するのは、熊野御幸の盛期を過ぎた14世紀ごろからであると考えられており、室町時代に入ると旅の疲れを癒す意味もあって参拝前に入浴したという。この時期には、熊野の地で修行に励んだ一遍もこの地を訪れている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

古道歩きの際の宿泊地に湯の峰温泉を選んだ、何気に泊まった温泉地だったのですが、すばらしい温泉地でいっぺんで「お気に入り」になりました、つぼ湯はもとより、公衆浴場や民宿のお風呂までかけ流しで「どばどばお湯が注がれ」その上お湯の良さがずば抜けていて、また訪問したい温泉となりました。  08/1/11〜1/12


湯の峰温泉は四村川の川原に湧き出した温泉(つぼ湯)を中心に発展した湯治場的温泉地である。

その発見は古く、4世紀には利用されていたようである、けばけばとした宣伝等がなくてレトロな温泉情緒を楽しめる。
湯筒には90℃近い温の源泉が湧出する、卵をいれれば簡単に10分程で茹であがります。
(卵や野菜は近くの売店で販売していました)





つぼ湯

つぼ湯に入浴するには、先ず、公衆浴場にある入浴券の自動販売機で入浴料(750円)を購入する。(番をするおじさんがいて説明をしてくれる)

この料金で湯の峰温泉公衆浴場の2つの風呂(一般湯¥250- くすり湯¥380-)のどちらかに入浴できる。

番台のおじさんから
@ 先客があれば、つぼ湯のそばにある待合場所で待機する事。
A 入室の際番号札を、入り口の金具にかける事。
B 浴室の前に履物を置いて、入浴中であることを知らせる事。
C 入浴は30分の間に終える事。


と言うような留意点を聞き入浴する。
これが世界遺産に登録された温泉 つぼ湯 なのか、と感慨ひとしおでした。

湯は白濁し硫黄の香りが漂いやや熱めです、大人なら二人が入れば一杯になるほどの小さな湯壷で、底には川原状の小石があります。

訪問日は氷雨に打たれて体が冷え切った状態で入浴しましたので、お湯に浸かった時には 蘇生 しました、体が温まると共に温泉が染み入り 生き返る と言うのはこの事か?と感じるほど気持が良かったです。

極楽な温泉でした。 
営業 朝6:00〜夜9:30 定休 無し
料金 ¥750-(公衆浴場のうち一つを選択入浴できる)





湯の峰温泉公衆浴場

東光寺:湯の峰温泉には尊薬師如来を祀る東光寺ある、古くは本尊の胸から温泉が噴出していたため、湯の胸温泉と呼ばれていたものが転訛して現在の湯の峰温泉の名になったとされている。 東光寺の横に 湯の峰温泉公衆浴場 がある。一般湯、くすり湯、貸切湯、休憩場があります。温泉くみとり場もあり温泉を持ち帰ることもできます。(10g100円)

くすり湯
くすり湯は源泉を適温に冷ました物で、石鹸の使用は禁止されている。
もちろんかけ流しで湯口からは さらさら とお湯が注がれていた。

湯口には温泉成分が結晶化して付いている。
くすり湯入浴は人気があり訪問日は平日の朝6時の時間で既に二名の先客があった、やや白濁した温泉にゆっくり浸かる。
温泉成分が体に染み入って来るのが実感できる、浸かるうちに血行が良くなり汗が噴きだしてくる、先客も何度も湯船に入り実にゆっくりと温泉を楽しんでいるようだ。
僕は時間制限が無いので一時間ほどこのすばらしい温泉を楽しんだ。
営業 朝6時〜夜10時 定休 無し
料金 ¥380-

一般湯
一般湯は源泉に加水している、こちらは石鹸の使用が可能、体を洗いたい場合は一般湯を使用するようだ。
僕の場合、湯の峰温泉 訪問の初日は熊野古道歩きで体を洗いたかったので、つぼ湯 + 一般湯 のチョイスとして こちらに先に入浴した。
加水されているとはゆえ、かけ流しで湯船の四方からお湯があふれ出している。
ほのかに硫黄の香りがして良い湯加減です、湯の峰は湯量が豊富でありつぼ湯・くすり湯が有名だが、この一般湯でさえ他の温泉地なら絶品の評価であろう。
営業 朝6時〜夜10時 定休 無し
料金 ¥250-


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