ふろのほそみち阿波鳴門篇

やってきました、阿波の鳴門。
渦潮で超有名な町です、この町は私が仕事で定宿としているビジネスホテルがあるので、徘徊しやすい。
先般小生は頚椎ヘルニアに罹患して2週間ほど寝たきり生活を強いられておりましたので、久しぶりに銭湯めぐりをばしてみました、徳島は銭湯料金が安く(¥250−)嬉しい限りです。


錦湯
088-686-0861 徳島県鳴門市撫養町斎田字浜端南50−9
今日も仕事が済んだ、定宿に車と止めて部屋へ入る、飯を喰うにはちと早いかな?ヘルニアの影響で、右肩から右腕に掛けてがとても痛い。
こう言う時は(電気ふろ)がええと死んだじいさんが言うとったな、フロントのおばさんに近場の銭湯を訪ねると以外にも歩いて5分位の所に、錦湯と言う銭湯があるとの事、徳島は大阪文化圏なので(電気ふろ)があるだろうと予想して尋ねる事にした。
マイふろセットを持って、ふらふらと鳴門の町へ出かける、民家が立てこんだ路地を曲がると 錦湯 はあった。
すごくこじんまりしたネイティブ系銭湯で、真っ黒に日焼けした じいさんが三人ほど湯を楽しんでいた、浴槽は長細いのを、ジェット・電気・寝湯に仕切っていある、設備は古いけど掃除が行き届いていてモチベイションが高い。
何気に爺さんたちの会話を聞いていると、わかめがどうとか?いわしがどうとか・魚連がなんとか、どうやら漁師仲間みたいですね、徳島言葉はやや京都言葉に似ていて、リズム感があって聞いていると ほっこり した気分になります。
電気ふろを小一時間楽しんだ、少し右肩の痛さがやわらいだ。さてと 腹も減ったし、そろそろ鯵が美味い季節になって来たので、鯵のたたきでも喰うか(なるとわかめもね)。


東湯
088-686-4774 徳島県鳴門市撫養町小桑島字日向谷27
徳島を流れる吉野川は堂々たる一級河川である、あまりに堂々としているので、人々はただの川である事に遠慮をしてか?四国三郎 と言う 名を 付けている。
現在は、新しい川を開削して徳島市方面を流れているが、昔は鳴門市側を流れていた。
鳴門の町はこの四国三郎が太古より延々と流した堆積物(砂洲)の上に作られた、そんな町に小桑島と言う在所がある、昔は島であった事が遠目でも解かる、まあ ひょっこりひょうたん島 が 陸地に上がったような地形である。
東温泉 はそんな小桑島の麓にあった。
番台で¥250−を払い中へ、浴槽は楕円形のを二つに仕切ったのが一つと奥に薬湯・ジェット・サウナがある。
この銭湯にはプールがある?2メーター5メーターくらいの水風呂に何故だか?滑り台が付いている、注意書きに(この滑り台は子供専用です)との事、大人は使わんでーと一人突込みを入れながら、(しかし注意書きがあると言う事は?今日はようスベルンエーとか言うとる じいさん とかおるんやろか?)熱い湯を楽しんだ。
湯上りにお約束の 牛乳 を飲んで 東湯 を後にした、帰りに路地をふらふらしていると、井戸と古い手押しポンプを発見した、今でも現役で働いているんだろうか?井戸の横にあるベンチでばあさん二人がおしゃべりに夢中になっている、あたりをゆったりした時間が流れていた。



TOP・・・・・・・・CONTENTS


inserted by FC2 system