大師の水(淡路島)


2008年夏です。淡路の名水大師の水を汲んできました。  08/6/27


兵庫県淡路市津名町の田園地帯の中に「大町の郷大師の水」はこんこんと湧き出ていた。 大師の水入り口:この付近はゲンジホタルの生息地でもある。
谷間の細流に沿った小さな棚田の奥に大師の水は湧き出ている。訪問日は二人連れのおばさんが軽トラに乗って水を汲みにきていた。 大師の水掲示板: おばさんたちは軽トラに一杯になるほどの大量のポリタンクに水を汲んでいたのでずいぶん待ち時間があって車の中で一眠りしていたら、おばさんが「長いことまたせてすまなんだー」とご挨拶。かなり人気がある様子でした。
谷の流れの中に「大師の水」があった。涼風が吹いていて周りには時節柄紫陽花の花が咲いていて気持ちのいい場所でした。 水温は17度で年中変化する事は無くて、昔はその不思議さから 涼奇水 と呼ばれていたようです。
場所柄からやわらかい水を想像していましたが、意に反して割合と「かっちり」した味の硬水系の水のようでした。
淡路島には棚田の風景が広がっています。帰りに北淡町あたりの棚田風景を眺めて見ました。徹底的に棚田を開いた様子で、水の引けそうな斜面はほとんど棚田になっています。小さな山から細流があって、稲作文化が早くからあったのでしょう。製鉄(鉄器加工)集団がいた可能性が高いそうで、鉄器を使って棚田を開いていったのでしょう。
先人が開いた棚田の向こうには 播磨灘 が夏の西日を輝かせています。



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