伝説の残る木々


岡山の北部には巨樹が多い。
伝説が残る木や戦国武将が植えたと言う木々を尋ねて見た。

箸立天神の伊吹ヒバ

箸立天神は官公さんが、大宰府に流される時に使った箸が芽吹いた木を神木とした神社。
絵馬には学業祈願が多い
かなりくたびれた感じだが、老獪な政治家 と言う雰囲気があった。
昔、この木が日本海に日陰を作り、魚が取れなくなった、怒った出雲の漁師が山伏にこの木を切るように依頼をしたが、山伏がまさかりを打ち込んだら、この木が赤い血を流した、驚いた山伏は逃げて帰った。
との 伝説が残る。
この辺りは戦国時代山陰の 尼子 がかなり頻繁に出張って来ていた見たいなので、そんな事情もあるんだろうな。
根回りは木が傷まないよう保護されていて、近辺の住民が非常に大切にいたわっているようだ。

県指定天然記念物
場所 岡山県真庭郡落合町垂水
サイズ 目どうり4.8 高さ8メーター
年齢 1000歳
生まれた頃何が有った 宇佐八幡宮の神人が太宰権帥平惟仲の苛酷を訴える。

栗原の四本柳


戦国時代この辺りを栗原惣兵衛と言う武将が統治していた。
彼は治水の為に備中川に柳の木を植えたとの事。
ではコンクリート護岸が進んで栗原が植えた柳はこの四本だけになっている。
40−50年前まで人を良くだます狐が住んでいたとの事。

県指定天然記念物
場所 岡山県真庭郡落合町栗原
サイズ 目どうり4・8高さ7メーター
年齢 500歳
生まれた頃何が有った 大内義興の軍が大友の軍と戦い、妙見城を回復する。

横川の椋

F1で有名になった町、英田町。
英田に樹齢1000年の椋の木があった、巨樹に付き物の、(障り話)が無く、子供に(おやつ)を与え続けた巨樹らしい。
幹周り9・4メーター 高さ25メーター 夏場に訪れると森のように葉が生い茂る。
この地区(横川)の守り神に成っている。
説明板によると、樹齢は千年有るそうで、この木になる椋の実が甘くて美味しいそうで、昔は子供たちの(おやつ)だったそうです。
巨樹は人間に触られると(障る)木が多いのですが、この木はそんな事も無く、子供の(おやつ)を提供し続けて来たのでしょう。

県指定天然記念物
場所 岡山県英田郡英田町横川
サイズ 目どうり8 高さ30メーター
年齢 1000歳
生まれた頃何が有った。 故藤原道隆の娘定子が皇后に、道長の娘彰子が中宮になる



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