大阪府の巨樹 野間のけやき




野間の大けやき


ケヤキの木では全国で四番目の大木が、能勢町野間稲地にある国天然記念物野間の大けやき。高さ30m、幹周り14m枝張りは38m×42mの巨樹でかつては蟻無宮のご神木であったそうです、存在感が強烈な神宿る神木でありました。  07/12/1


 訪問日は大阪市内でも紅葉が五分過ぎ程度に季節が進んでいましたので、ケヤキの紅葉には遅いな と思いつつ訪れましたが、ご覧のように葉が落ちた景色になっていました、かえって幹の大きさを実感する事が出来ました。
 このケヤキは樹盛が衰えていたのを治療されたそうで、現在は元気に回復しているそうです、その木の根元は大地に食い込んで磐のようになっています。
 昔、ここに蟻無宮と呼ばれる社が存在していました、明治の神社合祀令により野間神社に合祀されたそうです、かつて祭神が鎮座していた頃に奉納された手水が、水をたたえていた窪みにケヤキの落ち葉を受けています。

よく読み取れませんでしたが 文政?の年号ように見えました。
 ケヤキの周りは整備され遊歩道や資料館が設置されています。資料館には管理者がいて冷え込んでいたこの日、ストーブに火を入れて下さいました。やさしい気遣いに感謝・感謝です。
在所の人たちの優しい心が、この木を守ってきた事でしょう。
 資料館には先の治療で切り取られた幹を展示されています、年輪が緻密に形成されていて1000歳の貫禄を目にすることが出来ます。
 幹の表面はまるで化石のようです、1000年間風雨に晒されて磐のように成ったのでしょう。
 とにかく大きな木です。
この写真は合計6枚を合成しました、枝の上部は旨く合成できずに画像は少し変です。

初冬の青空に大きな枝を延ばした様子を写真で捉える事は難しい事でした、近くで見るとこの山のような大きな 物 が生命体である事に新鮮な驚きと、これが1000年も生き続けてきた事に敬虔な気持になりますよ。
場所 大阪府豊能郡能勢町野間稲地  北緯34度56分35秒  東経135度27分11秒


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