岡中鎮守社のくす

この辺り(大阪府泉南市信達岡中)は、かっては巨木が森をなしていたとの事ですが、明治の神社合祀令で殆どの木は切られてしまい、この大楠と槙だけが残っているそうです(案内板より)。遠目からでも集落の中に大きく突き出た楠の樹冠が見えます。
小字の小さな鎮守の社の中に楠が境内一杯に枝を広げています。06/8/12



岡中の集落に入ると楠の存在感はさらに増してきます。
境内にあるのは楠とまきの木の二本だけなのですが、森のような感じがしました。
楠は根本から二股に分かれて伸びています。近くで見ると 岩 のようです。
楠の表皮はコケが生えて 巨石 のような存在感と威圧感があります。数百年生きてきた生命の持つ 荘厳 さを感じる事が出来ます、蝉の抜け殻が表皮に残されていました。
南方向に伸びる枝には添え木(添え鉄柱?)が在りました、ここは社の周りに集会所があり訪問時にはちょうど奥さん連中の寄り合いが木陰で行われていました。周りに比べて涼しく人が集まる空間になってなっていました。
徳島県にある 加茂の大楠 のある場所と似た空間の雰囲気が有ります、巨樹のある所には色んな生き物が集まってくつろいでいるのでしょうか?
周囲8.2m、樹高30m、樹齢約800年。1970/2/20に大阪府の天然記念物に指定されている。

同じ境内にあるまきは1990/3/2に大阪府の天然記念物に指定
場所 大阪府泉南市信達岡中





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