柳生街道(円成寺〜近鉄奈良駅


江戸時代には多くの剣豪達が往来したと言われる柳生街道。奈良〜笠置あたりの往還道でもあった様子です。
円城寺付近には地蔵や五輪搭のすばらしい物があったり。石切峠の近くにある峠の茶屋など、いい雰囲気の街道風情が残っています。
近鉄の駅においてある、てくてくマップに詳しいイラストつきの地図が掲載されていまして、それを持って歩いてみました。
柳生街道は柳生〜奈良となりますが、今回は奈良交通のバスに乗って途中にある円城寺から奈良へ歩いた 。
普通は柳生〜奈良まで歩くのがスタンダードなのですが、結構距離があってキツイ道行きとなりますので、途中の円城寺〜奈良まで歩いて春日大社や興福寺あたりで遊ぶのがお勧めです。

 ずいぶん前のレポですが忘れないようにUPしときます。                                                                                                                                         10/5/1




 9:00 
奈良交通の始発バスに乗って忍辱山バス停で降りる。一つ手前にある円城寺口バス停で降りてしまうとかなり歩かされるので注意がいる。 756年に天皇の勅願により開創されたと云われる。
 
9:10
藤原時代に整えられた池 を芯にした浄土式庭園で名勝の指定をうけているとの事。 桧皮葺の楼門が美しい。
9:35
柳生街道は標識や案内が整備されていて迷う事はない。
9:50
円城寺の南西に共同墓地があってその前を街道が通っている。
墓地の入り口にはいい感じの地蔵さんがあってのでふらふらと墓地の中に入って見た。
※地蔵は天文六年 1537年銘だそうである。
墓地の中にはずいぶん立派な五輪搭があってしばらく見とれておりました。帰宅して調べると圓成寺五輪塔:重要文化財(建造物) 圓福寺宝篋印塔であるとの事。
こう云う顔で生きんとあきまへんな。
地道をてくてく歩きます。 しばらく進むと尾根つたいの道になって来ました。
10:10
ゆるい登り地道をひたすらてくてく。 少し登山道似たいjな所もあります。
10:30
舗装道路になってしばらく歩くと誓多林町の標識があります。 一面の茶畑が広がります。
伊勢灯篭がありました。奈良辺りから伊勢本街道を使わない場合はこの辺りの脇街道を利用したのでしょうか? 茶畑の中程にいい感じの地蔵様がおわしました。
10:40
いい顔をしております。 いい眺めです。
10:50
石切峠に来ると有名な峠茶屋が現れた。 ガラスのケースの中に草もちが置いてあって旨そうです。
縁台の上には留守番のわんこがこちらを見ています。 蕨もちを食べて見ましたがなかなか旨いっす。
11:03
茶屋をで3分ほど歩くと地獄谷磨崖仏への道が分かれていました。
せっかくなので見学にいきました。
広葉樹の中の道を下っていきます。
11:37
史跡:地獄谷石窟仏中時代末期の作と云う云々・・ 今でも色彩が残っていたけど近世に色彩された物との説がある。
11:50
石窟仏を後に春日山ドライブウェイ方面へ尾根道を歩いていると、仏像が浮き彫りされた岩があった。 楔の痕があるので作りかけの状態で放置された物なのか?
11:52
春日山ドライブウェイに出ました。しばらく車道を歩きますが、歩行禁止のようですね。 春日山ドライブウェイを5分程歩くと滝坂の道方面の案内板がある。
案内板にしたがって坂を下る。
12:06
滝坂道から春日山石窟仏の案内板があったので見学に行きました。 遥か彼方のバーミアンとか想像して掘ったのでしょうか?
滝坂道に戻ります。大きな杉の木が目立ちます。 首切り地蔵ですね。
12:25
おじさん杉の巨木に心を奪われていますね。 こりゃーすごい。
街道では倒木とかも有りました。 倒木の表面には苔がビッシリ張り付いています。
朝日観音です、意外と小さくて歩きに夢中に成ると見落としそうです。
この日は新緑がめちゃくちゃ綺麗「でしたよ。 緑の光のシャワーでした。
12:47
夕日観音 寝仏
だんだん里に近づいてきた。 春日灯篭も新緑の加減で緑色に色づいております。
13:06
里に出ました。 さすが奈良市街地のど真ん中でこの標識。
上の禰宜道を通って春日大社へお参りに伺います。 春日大社原始林
13:25
楼門です朱が美しい。 遷都1300年祭の告知でしょか?
13:42
ニノ鳥居です相変わらずすごい人手です。 興福寺のわきを通り近鉄駅へと向かいます。
13:54
南円堂の脇に一厘の椿落ちていました。 近鉄に乗って帰阪です。
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