孝　子　越　街　道　�B

孝子〜和歌山城

孝子駅：早朝の孝子駅には誰もいなくて、券売機の明かりがこうこうと辺りを照らしていた。	高仙寺：紀州街道からは少しそれますが、高仙寺へ寄り道してみまた、役行者が開基したと云われています。 　十一面観世音が奉られ、境内には本堂、行者堂、役行者の母公の墓があります。
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高仙寺山門：山門には立派な仁王が立っていました、いまは参拝者の姿を見かける事もありませんが、かつてはかなりの数の参拝者で賑わっていたことでしょう。山門から本堂への道は江戸時代から変化が無いような雰囲気でした。	上考子の家並：孝子観音の門前に当たる上孝子の集落は古い家並みが残る町でした。
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孝子峠：現在は旧国道２６号線で車の通行が多くひっきりなしにトラックや営業車が通過します。	和歌山の海：峠を越えると和歌山の海が見えてきます、○友金属の和歌山製鉄所が良く見えますね、近年（08）高炉を増設するとかで？賑わっているようです。
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和歌山大学門辺：道路から和歌山大学への通用路脇には古い地蔵が祀られていました、確認できませんでしたが、道標地蔵ではないでしょいうか？	総持寺辺：総持寺は，宝徳２（1450）年浄土宗西山派の名僧明秀光雲によって開創された寺であるそうです。 　16世紀には後奈良・正親町両天皇より綸旨を給い勅願寺にもなった、戦国期に活躍する雑賀孫市はこの辺りが本願の地であったそうですね。
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北島変電所辺：高圧鉄塔が乱立する中をうねりながら進む街道。	北島（住吉神社）辺：紀ノ川沿岸の北島は対岸への渡し船が出ていたそうです、そういう関係からか住吉神社が祀られています。
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北島渡し跡：かつてはこの辺りに北島の渡しがあったそうです、現在は可西橋が架かり、橋上からは雄大な紀ノ川の風景の広がりを眺める事ができます。
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河西橋：かつては南海加太線の路線橋であった橋が現在は２輪と軽車両と人のみが通行出来るようになっています。	和歌山市駅：橋を渡ると南海和歌山市駅裏に出ます。この辺りは江戸期には和歌山の物産の集散地で賑わっていたそうです。
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駿河町辺：この辺りは大店が軒を連ねていたようですね、水路を利用して船が行きかって賑やかだったのでしょう。	京橋：和歌山城の大手門の北２００ｍ程の所に京橋が架かる、かつてはこの橋から内側が城内であり門番が警備していた、和歌山における街道の起点となります。
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和歌山城大手門：　大手門ですね、意外と小ぶりでした。	一の橋の楠木：大手門をくぐるとすぐ大きな楠木があります。石垣の上に根を張り大きく枝を広げていました。和歌山県指定の天然記念物で、城普請の頃からあったのでしょう。
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鶴の渓�@：和歌山城の北面にあたる一帯は野面積の石垣が美しく渓谷の様相を呈しています。かつて和歌山城主浅野公がこの谷で鶴を飼っていたことから　鶴の渓　との名が付いています。	鶴の渓�A：青石を積み上げた石垣が美しい、北面にあたり日が当たらずそのおかげか、静かであり都市の中の人口物なのに、深山幽谷の雰囲気があるすばらしい場所でした。
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岡口門：現在の建物は元和再興（1621）の時の建立と推定され、和歌山城内に現存する唯一の江戸時代の建造物であり、北側の土塀と共に国指定の重要文化財です。	狭間：岡口門北の土塀にあるこの銃眼（狭間）は一枚岩をくりぬいて漆喰を塗った物で大変珍しいとの事。
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紅葉渓庭園：城郭庭園としては遺存例が少なく貴重な庭園である。 鶴の渓との空間雰囲気が連なりいい感じの庭園です。	天守閣：天主です、僕の大好きな　暴れん坊将軍　の出身地かと思うと感慨深いものがあります。
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天守より名草山を望む：天守閣に登城しました、有料（料金忘れた・・）階段を登り天主に設けられた窓の外には和歌山の風景が広がります、木の国にふさわしく深い山々の重なりが遥かに霞み見えました。 遥か太古には紀ノ川が運ぶ大量の淡水と、内陸に深く切れ込んだ浅海が融合した　ものなりの良い暮らしやすい土地であったのでしょう、縄文遺跡や古い開発の痕跡が認められています。 和歌山城の南には神奈備山の名草山が見えます、太古この辺りには紀ノ川と、南海の海と太陽に、はぐくまれた自然を相手にした暮らしがあって、名草戸畔と云われる族長が仲間をまとめて君臨（リーダーのような方でしょう）し平和に暮らしていたようです、神武天皇が東征する時に　誅　されてしましましたが、現在でも太古の仲間意識があるのか敬語の発達例がない珍しい地方であるとの事。 天守に登り、遥か太古に思いをはせたり、暴れん坊将軍が見たであろう風景を眺めたり、世廻りが下手な愛すべき和歌山県人の友人の事を思ったり、冬の南国の太陽を浴びて昼寝を決め込む、そんな何もしない時間を楽しんだ。
前の鳥取ノ荘〜孝子まで。

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