葛 城 古 道

葛城にはかつて王朝があったとされる。
大和朝廷が起こる遥か昔から存在していたらしい。そのあたりは古すぎて霧の中の様子ですがやが、て大和王朝により滅ばされた様子です。
春の花が咲き誇る季節に葛城族・鴨族の本拠地の香りを今に残す古道を歩いて見ました。
                                                         グーグルマップ・・グーグルアースデータ 10/4/17




 タイム 
近鉄南大阪線尺土駅で御所線に乗り換える。 御所駅の北100メーター位の所にバス停近鉄御所駅がある。
駅前ではないので少しあわてる。
 
7:11
バス停風の森:風の森っていい名前ですよね、大和川と吉野川の分水嶺になる。 バス停を降りて金剛山方面への道を登る。
雨上がりの澄んだ青空へと伸びてゆく、まるで天空へと続く道のようだ。
7:15
道を登ると棚田の風景が広がり遠くに吉野の山並みがかすんで見える。葛城古道はどこでも景色がすばらしい。
7:26
葛城山を望む:道の端には新しい道標が立っていた道しるべを兼ねた道標ですが、古代葛城族の本願地を見渡す良い場所に立てたものです。 高鴨神社:鴨族の氏神、全国各地に開拓移住していった鴨族がカモの名と「かも」神社を広げた。「かも」神社の総社でもある。
参道の楓は新芽が出て、緑の紅葉の様子。 みずみずしい新芽
境内には大きな杉の木があって注連縄がはってあった。 拝殿への階段:この神社には池が作られていた、山を流れる小川の水を堤でせき止めたような池で、ここから分水されたのだろう。太古にこれだけの池を作れるなら相当に土木技術に秀でた一族だったんだろう。
常夜灯:鬼を台座にした珍しい物で有るとのこと。 本殿の石垣には灯篭を意匠した文様が組み込まれている、遊び心がありますね。
7:47
高鴨神社からさらに道を登る、台地のあちらこちらに集落がある、おそらく太古より人が住んだ場所であろう。
町の水路にはさらさらと綺麗な水が流れていて、どこを歩いていてもその水音が響く。
ここまで来ると金剛山が近くに迫ってくる。
家から見てるとそれほどでもない山に見えますが、近づくと雄大な山である事を再認識させれれる。
8:00
葛城からの眺め:かなたの飛鳥にどんどん増えていく集落を眺めて太古の葛城族は何を考えたのか?あまり気持ちのいいものでは無かったのかも知れませんね。
8:07
奈良県道30号御所香芝線を北上すると高天への標識が現れる。 30号線から勾配のきつい坂を登っていると、舗装道路から反れる方向に高天彦神社への参道が始まる。
8:19
植林された山道を登る勾配のきつい坂で汗が吹き出る。 白雲嶽;山道を登りきり森を抜けると高天彦神社のご神体である白雲嶽の円錐状の山が目に飛び込んでくる。バス停高天口から100メータ以上の高度があり気温が少し低くなっている。
高天彦神社の参道には樹齢数百年の老杉が座していて荘厳な雰囲気があった。 高天彦神社(たかまひこじんじゃ)。老杉の参道を抜けると神社が鎮座されていました。小ぶりの社殿ですが大変に古くから祀られている神さんです。ここ高天を詳しく紹介されている方のHPがありますのでご覧ください。       高天原史跡ガイド
8:27
何という花でしょうか?青空にきれいなピンク色のコントラストを付けてくれていました。 高天の家々はどれも大変立派で風格のある建物が多くありました。葛城族の末裔の方々でしょうか。
8:38
高天原石碑前の畑です。金剛・葛城の西ふもとから高度で100メーターほど高い場所に台地状に広がった場所です、下からはこんな場所があるような感じがしませんので、隠れ里のような雰囲気がしました。
高天原石碑:トイレと駐車場があります。 高天寺 橋本院:桜が散り終わりの頃であちらこちらに花びらがピンクの絨毯を作っていました。
橋本院・瞑想の庭には梅ノ木や桜が植えられていて美しい庭があり、休憩するのにはいいでしょうね。
8:45
杣道:橋本院を過ぎると杣道はやがて森の中へ入る、振り返ると葛城の山山が見える。 杣道:森へ入った道は急速に高度を下げる、真砂土が吹き出る杣道を下る。
9:02
杣道:谷底の小さな橋を渡ると下界の人里にでる。 極楽寺:極楽寺ヒビキ遺跡が発掘されて葛城族の存在が証明されてきている。 
高天から160m程高度を下げてきたのでかなり暑い・・御所から橋本にかけての名物「かき」の葉が緑の新芽を吹いていました。 路傍の葉には水滴が反射していた。
9:11
葛城古道はどこでも眺めがすばらしい。遠くの大和三山がだんだん近づいてきています。
下界は菜の花が満開です。 住吉神社という神社の前を通ります。ほとんど参拝者のいない小さな神社ですが、白鳳年間(7世紀後半)に大阪住吉大社より分霊をお祀りしたという由緒ある古社です。
9:34
路傍の石地蔵は古いものらしく摩滅していた。 名柄の町並みは古くていい感じの町家が並んでいる。
官屋敷であった中村邸で、国の重要文化財に指定されています。公開はされていません。 防火用水を備えた町家。
9:55
葛城一言主神社:名柄の町を抜けて西の葛城山へ進んで行くと葛城一言主神社がある。 拝殿前には何かの集まりでも有ったのか、おばさん達が6人ほど長い間立ち話をしていた。地元の生活に密着した場所の様子でした。
にあるご神木の「乳銀杏」(ちちいちょう)は樹齢約1200年の銀杏の大木です。秋の黄葉は圧巻で、たくさんの方がこの銀杏の黄葉を見に来られます。 社殿の前には神社の象徴でもある銀杏がそびえている。
秋の紅葉シーズンには見事に黄色くなった葉を広げる、秋には再訪して紅葉を見に着ましょう。
葛城一言主神社をでて古道を北に進むため池の堤の上が道になっている。奈良盆地の風景が眼下に広がりすばらしい眺め。 古道を振り返ると葛城の山。
のどかな風景を楽しみながら杉林に入ると石碑がありました、綏靖天皇(すいぜいてんのう)の葛城高丘宮のあとと伝えられている場所です。 大和三山を眺めながら:葛城一言主神社から九品寺までの古道は全篇すばらしい眺め。
10:38
路傍の石地蔵に錦の前垂れで祀る。 九品寺:奈良時代に行基が開いたお寺です。ご本尊は平安時代後期に作られた阿弥陀如来坐像で国の重要文化財に指定されています
境内にはしゃがの花の群生が綺麗な花を咲かせています、寺の裏の山からは水が流れてきていてその水音が響く。 美しい八重桜がさいていた、手入れが行き届いいるため大振りな花を咲かせている。
葛城古道の風景:葛城山を背景にしたすばらしい眺めです、かつてこの台地上に王朝があったと確信したくなるような空気を感じます。
11:01
六地蔵へ向かう道端にはタンポポが咲いてうららかな春の古道を飾っています。 六地蔵石仏:室町時代にこの土地を襲った土石流とともに流れてきたそうで、村の人達がお地蔵様を彫ってお祀りしだしたのだとか
11:20
鴨山口神社:掲示板によると・・古くから朝廷に皇居の用材を献上する山口祭りを司った由緒深い神社であります。との事。 祟道神社: この神社が何故に此処に祀られているかはよくわからないそうですが、 掲示板 大きな木があってかなり古くから祀られている様子でした。
葛城古道はすばらしい風景の続く、何度でも歩きたくなる道でした。
葛城の山から常に水が流れていて水路にせせらぎの音が響いていました、段丘と豊富な水でもって古い時代から稲作が行われていて、王朝とされる支配構造が出来たのかも知れませんね。(確認は取れませんが、原始的な製鉄が行われていたような記述も見られる事から製鉄・稲作・水・灌漑、のセットが早くからあった様子です)。

道は山沿いの集落をつなぐ形で杣道やあぜ道を歩きます、道のあちこちに古い石造物が有ったり、石地蔵があるあきのこない古街道で鎮座する神社も小ぶりながら格式の高い神を祀っていながら、近所のおばさん達がたむろするような地場に結びついた気さくな感じのする神社が多いあたりが、大和に滅ぼされた後も、延々と神を守り続けてきた葛城族の末裔達の心意気を感じることの出来る道でした。



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