大蔵池南製鉄遺跡
吉備の国は古代 鉄の産地であった。
大歌所御歌に(真金吹く吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ)とある、後年真金吹くと言う枕言葉が吉備を指す程に鉄を生産していたらしい。
大蔵池南製鉄遺跡は吉備の国で最も古い製鉄遺跡に属する。
大蔵池南製鉄遺跡は6世紀後半〜7世紀初頭にかけて使用されていた。 ゴルフ場に入る道路を作る時に発見されたが、貴重な遺跡であった為に調査後、埋め戻された。 今では記念の板碑と案内板のみが、往時の盛況を伝えるのみ。 久米町民族資料館に復元された炉が展示している。 |
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かなり大規模営んでいたらしく、広範囲に渡り発掘がされた。 この近辺は製鉄遺跡や古墳が多く、製鉄産業を握り、権力をも握った豪族が暮らしていた。 |
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1500年ほど前は、この場所がパワーの発生源だったんだろう、たくさんの人々が行き交い沸きあがっていたのだ。 今は、ただ 風が吹き抜けるだけ。 |
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場所 | 岡山県久米郡久米町 |
ワンポイント | 周辺には観光地等ない。 |