餘部鉄橋


1909年(明治42年)12月に着工、1912年(明治45年)3月1日に開通した。長さ310.59m、高さ41.45m、総工費331,535円。11基の橋脚、23連の鉄桁を持つトレッスル橋である。
 独特な構造と鮮やかな朱色、また付近の情景とも相まって、鉄道ファンのみならず、山陰地方を訪れる観光客にも人気がある。最寄り駅である餘部駅には、その裏山に展望台が設けられており、絶好の撮影ポイントとなっている。(ウィキペディアより引用しました)


国道178号線にて香住町を超えてしばらく走ります。
国道を大きく右に廻り込むと 餘部鉄橋 が突然視界に入ります。トレッスル橋で名高い余部鉄橋は空港の誘導灯の様な感じがしました。
訪問時にたまたま電車が通過しました、まるで空中を電車が飛んでいるように見えました。
橋脚を通過する間かなりの騒音が響きました、以前訪問した瀬戸大橋より大きな音のようでした。
橋脚を下から見上げます。橋脚はアメリカより輸入され、桁は石川島造船所製だそうです。防錆の爲に塗られた塗料が厚く重なっています。
このあたりは塩分が多く含まれる雰囲気だろうからこの橋脚のメンテナンスは大変であっただろうし、100年近い歳月に良くぞ存在し、手入れをしたものだと感動する。
橋脚の下には観音像が祀られてある。
1986年12月28日午後1時25分頃、香住駅より浜坂駅へ回送中のお座敷列車「みやび」が日本海からの突風にあおられて鉄橋中央部付近より機関車と客車の台車の一部を残して7両が転落した。転落した客車は橋の真下にあった水産加工工場を直撃し、従業員であった主婦5名と乗務中の車掌1名の計6名が死亡、客車内にいた日本食堂の従業員1名と加工場の従業員5名の計6名が重傷を負った。

観音像の横には犠牲者の住所・氏名・年齢が刻んであった、水産加工場(カニ加工場)の従業員は30歳代〜50歳代の働き盛りの人たちで、家族を残して旅立つのはさぞかし無念でであったであろう。

稲の緑・鉄橋の茜・空の青、が織り成すコントラストが美しい。
コンクリート橋梁になっても100年後の人達に感動を与える橋にして貰いたいものです。




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